綿 帆 布 (JIS.L-3102) 規 格 表
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種類
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番号
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原 糸
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密 度
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重量 g/u
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経糸×緯糸
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経糸
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緯糸
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並
綿
帆 |
1
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10/7×10/8
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28-32
|
18-22
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1014
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2
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10/7×10/7
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28-32
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16-20
|
941
|
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3
|
10/6×10/6
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28-32
|
19-23
|
867
|
|
4
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10/6×10/5
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29-33
|
18-22
|
794
|
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5
|
10/4×10/5
|
32-36
|
23-27
|
720
|
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6
|
10/4×10/4
|
32-36
|
23-27
|
647 |
|
7
|
10/3×10/4
|
34-38
|
24-28
|
573
|
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8
|
10/3×10/3 |
34-38
|
24-28
|
500
|
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9
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10/2×10/3
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44-48
|
33-37
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510
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10
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10/2×10/2
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45-49
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34-38
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428
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11
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10/2×10/1
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43-47
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39-43
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343 |
お客様からトラックシートのご注文をいただく場合 「表面がつるつるしてシルバー色のやつで・・・」という表現でいただきます。このような表現からすると、いかに形状や色が大きな要素であるかが解ります。その事から考察するに、同じシートの色(緑とかシルバー等々)をしていれば、性能はみな同じ物というように考えていらっしゃる方が多いと言うことでしょう。逆に、「ポリエステル帆布の何号でターポセットのかかったやつ」なんてことをお客様から言われれば、逆に構えてしまいます。これってあたりまえのことですよね。これは我々の説明不足から来るものなのですが、一般にお客様は、シート生地に強さの強弱があるなんてことはご存知ない方が殆どだと思います。
トラックに使用されるシートは、もともと綿帆布からスタートしました。そしてその強度は,日本工業規格JIS-3102[綿帆布]で定められた号数が基準になっていました。すなわち綿帆布の引っ張り強度に合わせた号数を使って強度の基準としたのです。
現在では綿帆布の需要は少なくなり合繊帆布ばやりですが、最初に出現したビニロンはその綿帆布の流れを踏襲(JISの規格あり)したので、号数によるはっきりした性能比較ができました。
ただ、現在主流になっているポリエステル帆布においては、綿帆布やビニロンのような規格は決められていないのです。各メーカーさんで独自に販売を先行してしまい、また、新しいものを次々と発表するものですから、JISの規定なしに販売しております。最初のうちはビニロンの規定に添って同じ号数を表示していたポリエステル帆布も、現在のような経済不況になればなるほどおかしな現象が現れました。すなわち
「#5号クラスの#4番」という言い方。「これって本当は何番なの?」と言いたくなります。結局、性能から言えば#5番なのに、メーカーさんはこれを#4番と表示しますよ・・・ってこと。帆布を扱う私たちでも解りにくいのに、ましてやお客様に解るわけありません。薄くて破れやすい生地でも、メーカーさんが勝手に#4番とか#3番と表示できるのです。「これって絶対おかしいよ!お客さんをダマシテルのと同じじゃない!。お客さんから信用されない業界なんて必ず報いが来るって〜〜!!。」 「 ムカッ! ムカッ!」
2) 担当者さん・・・もっと正確なことおしえてよ |
糸入り透明ビニールのお・は・な・し。 あるメーカーさんが作ったものがヒットすれば、他のメーカーさんや問屋さんも自社ブランド名で作成・・・。ここまではよくある事。ただ、私たちもうっかりしていたのが性能比較。問屋さんの「○○さんの物と同じもんで、安いものを作りましたから、うちのを使ってくださいよ〜。」「ヘエ〜〜、アソコと同じで○○円違うの、じゃ、こっちのほうを○本お願い・・・。」 実際に使ってみたら「裂けやすくなったよ」とお客様からの文句。おかしいなァと思い、すぐにカタログに書いてある性能比較表を調べてみたら、元々のメーカーさんの半分位の性能。いっけねェ、そういえばあの問屋さん、「同じ物」とは言ったけど、性能が同じだとは言わなかったァ。「同じもの」とは、結局、糸が入っているやつという事かァ・・・。アンニャロメ・・・!!。問屋さんもアクギがあったわけではないと思うけど、はっきり説明してくれなきゃァ・・・。というより、販売担当員の方も、性能の比較までチェックしていないんだろうネ。安さにめがくらんだ私がいけないんだけど・・・。ゴメンチャイ。 だんだんお酒が入ってきたような書き方になってきました。じつは、ちょっとばっかし・・・。でも、私のアドレナリンも高まってきているのは間違いないネ。皆さんも注意してね。 |
4) 輸入帆布のを扱うメーカーや問屋さんって・・・ ダ〜〜〜イ ・ き・ら・い・デス! |
いままで「そんなものを扱っていたらいいことないよ。だって半年経ったらリバーシブルなんだよ(染色技術が未熟なために色ざめが早く、太陽にあたる面が退色して2種類の色使いに見える)。」と言っていた問屋さんも、背に腹はかえられないんでしょうネ。「2mハバで○○○円ー/m」なんて国産の半分近くの値段を平気で言う始末。「リバーシブルとか性能が安定していない・・・なんて事を言うのなら、そんなものに値段をつけるなよ!。値段をつけると言うことは、積極販売を意味するぞ!!。」 と言いたい気分。そんなことまでして販売しても、自分のためには絶対ならないって!!。だって、日本の工場を閉鎖して海外にいったとすれば、今までその工場に何らかの形で納めていたシート製品(例えば,保管の為のシートハウスだとか、間仕切りのシートカーテン等)が今後出ないって事。逆にいえば,その地域のテント屋さんに反物を供給していたメーカーさんや問屋さんにとって、その分の数量が出ないって事ですよ。結局自分の首をしめる事になりますよね。輸入品を扱えば、販売数量が増えても、結果として販売金額が伸びないことは目に見えているじゃない(国産の半値で販売するようなものだから数量を倍にしないと同じ金額にならないって事。必要絶対数量が同じなのでそんなの無理ってこと)。 不安定な製品を販売するって事はクレームが出ることにより、シート業界全体に対するイメージが低下するんだからネッ!!。 冗談言っちゃ嫌だよ。 ムカッ! ムカッ! |
5) 不安 ・ フアン |
そんな業界にもシッペガエシが・・・来ました。・・・来ました。 |